上海には巨大な建材市場が幾つかある。今回は浦東でも比較的中心地に近い所へ大理石を探しに出かけた。知っている人は意外と少ないが、大理石の大理は中国の地名であり昔はそこが産地だったことを示す。ただもうほとんど残っていないらしく、実は中国のあちこちで濫用されている大理石は輸入もので、トルコなど各地からきている。それでも建設ラッシュの中国でこの手のマーケットに行くと大理石も含め、御影石、オニキス、砂岩など各種があるある。特にここは石材の加工も行う施設も伴っているので、サンプルしかない市内の小売店にはない大きなサイズを見ることができ、一緒に出かけたクライアントさんにも選びやすかったよう。
日本では何でもカタログを見て決めるが、中国にはカタログはほぼ存在しない。というかあるにはあるのだけど、そこに載っているものが実際に存在するとは限らないし、いつ届くかもわからない。よって一番確実なのはマーケットへ実物を自分達で見に行くこと、買いにいくこと。ここに行けば、家を一棟作る材料が全て見つかります。本当に何でも売っているので、マーケットに出かけて、そこにある材料を見てからどんな設計をしようか考えを膨らませることもできて我々には面白い。ただ正直言って相当がさっとした場所なので、一度も行ったことのない建築家もたくさんいるはず。
そのがさっとした中に見えるのも中国の現実。従業員達はそこで暮らしているので、店先で食事をする風景を良く見かけます。この店の奥にはミニキッチンが。仕事の 合間にパソコンで見るDVDはここでも韓流。
相当ほこりっぽいですが、日当りのいい所は洗濯物干場に。
季節の果物はあちこちで売っています。
家族経営が多いので子供の姿もあちこちで見かけます。
生活には娯楽も必要です。
お店の裏側は生活感がたっぷり。従業員は店の上の階やこのような裏側にあるドミトリーの様な所に住んでいるようです。もちろん環境はお世辞にも良いとは言えないのだけど、職住隣接の実践です。お風呂屋さんみたいなものもあったし、起きてから寝るまでこの一つの町みたいな所で全てが済んでしまう。一方で上海も郊外化が進み、友人の中には新しく購入したマンションから2時間かけて通勤している人もいる。市中心部ではますます見ることの少なくなった、これぞコミュニズムのコミュニティーという感じ。
うろうろしていたら、マイナスKハウスにちょうど良さそうな、昔のデザインの照明スイッチと電源プラグも見つかった。




















