シンセン・香港ビエンナーレのオープニングにシンセンまで出かけました。
ビエンナーレに先立ってシンセン中心図書館を訪れました。設計は磯崎新事務所で、案内をしていただいたのは磯崎事務所で1999年よりこの物件を担当されていた助川剛さんです。現在は東京とシンセンでサイトワークスという事務所をされています。

エントランス上に位置するプラットフォーム状の広場での写真です。左が図書館、右がオーディトリアム。2棟をつなぐこのプラットフォームが建物全体を大きく見せていて、シンセン独特の大建築群内にありながら存在感があります。”黒”ファサードも周囲に影響を与えているそう。

風圧、荷重の問題に対して、ガラスファサード面のリブを縦方向のみにするのに非常に苦労されたそうです。

ガラスファサード面に沿ったヴォイドが各階を大きくつないでいます。最初の印象として非常に開放的だなと感じたのですが、それはそういった空間のしくみと共に、全開架式というシステムが大きな理由でもあるようです。ハードとソフトの仕掛けの中に人がうまく絡みとられている感じです。
実際に人が階段上や空間のあちこちで本を広げている様子をみかけます。
一般的に中国人は日本人よりも公共空間の使い方がうまいです。それは空間に対してパブリックとプライベートの境目がはっきりしていないからですが、この図書館ではそれがいい方向に働いていて(悪い方向に働くことももちろん多々あります。)、中国人のくつろぎの様子が非常に良く溶け込んでいました。
(vol.2に続く。)

